ウェーブレングス:冷静と情熱の、あいだを読め
「熱い・冷たい」。カードにはそれだけ書いてある。サイキック役の一人がダイヤルの目盛りをのぞき込み、その位置に合わせたヒントを一言だけ告げる。チームメイトはそのヒントをもとに、ダイヤルをどこに合わせるかを話し合う。ウェーブレングスは、正しい答えを探すゲームではない。あの人の感性がどこにあるかを読むゲームだ。
ダイヤルを、感性に合わせる
円形のスクリーンの内側に、得点の高い的が隠されている。サイキックだけがその位置を知っている。カードには「熱い↔冷たい」「過大評価↔過小評価」のように、対立する二つの概念が書かれていて、サイキックはその軸の上でヒントとなる言葉を一つ選ぶ。チームはそのヒントを手がかりに、ダイヤルを的に近い場所へ動かす。的の中心に近いほど高得点だ。
ヒントを出す、難しさ
サイキック役が一番頭を使う。たとえばカードが「過大評価↔過小評価」で、的がやや過小評価寄りだったとする。「ビートルズ」と言いたい。でも待てよ、チームメイトはビートルズを過大評価の象徴と見ているかもしれない。「この人たちの感覚だと、どのあたりに置くだろう」——正しいヒントではなく、伝わるヒントを選ぶ必要がある。この判断が、プレイするたびに難しく、楽しい。
議論が、始まる
ヒントが出た瞬間、チームメイトの話し合いが始まる。「ビートルズは過大評価の代名詞でしょ」「いや、あれだけの影響力があるなら正当じゃないか」「でもサイキックはどう思ってるんだ」——気づけば問いが変わっている。ビートルズへの評価ではなく、サイキックの感性を探る議論になっている。この瞬間がウェーブレングスの醍醐味だ。
相手チームも、参加する
攻撃チームがダイヤルを決めると、守備チームにも出番がくる。的の中心が、ダイヤルより右にあるか左にあるかを予想する。当たれば1点。どのターンでも両チームが集中して考えているため、待ち時間がほとんど感じられない。
遊ぶほど、その人が見えてくる
何度か遊ぶと、チームメイトの感性のくせが少しずつわかってくる。この人は物事を辛口に見がちだとか、あの人の「ちょっと右」は思ったより右だとか。そういう発見が積み重なるにつれ、ヒントの読み方も変わってくる。知り合いと遊ぶほど面白くなるゲームだ。
こんな人におすすめ
- 友人や家族と遊ぶパーティーゲームを探している
- 大人数でも全員が楽しめるゲームが欲しい
- 答えのない話し合いが好き
- お互いの感性の違いを楽しみたい
- 初めてボードゲームを遊ぶ人がいるグループ
このゲーム、気になったらぜひ実際に遊んでみてください。

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