スノーコロニー:育てた場所に、また帰ってくる

スノーコロニー:育てた場所に、また帰ってくる

2〜5人 約45分 6歳以上 対戦

極夜の雪国を舞台に、ペンギンたちが暮らす10マスの小さな町の町長になる。コマがぐるぐると同じ町を周回し、止まるたびにコインやサカナなどの資源を得る。それを使って建物を増築し、マスをどんどん強化していく。これだけ聞くとシンプルなすごろくに聞こえるが、実際に遊んでみると、一手ごとに考えどころがある。

マス自体が、育っていく

このゲームが普通のすごろくと大きく違うのは、マス自体が成長するという点だ。建物カードを重ねていくたびに、そのマスに止まったときの恩恵が豊かになっていく。序盤は止まっても得られるものが少ないが、増築を重ねた後半では、同じマスに止まるだけで一気に資源が増える。

自分が丹精込めて育てたマスにコマがはまり込んだときの充実感は、このゲームならではの体験だ。増築するたびにかまくらが積み重なるようにイラストが変化していく見た目も、プレイの満足感を後押ししてくれる。

サイコロは、取り合いをする

サイコロの運だけで進む普通のすごろくと違い、このゲームにはダイスドラフトという仕組みがある。親がプレイヤーの人数分のサイコロをまとめて振り、親から時計回りの順番に好きな目を1つずつ選んでいく。つまり、全員が振られたサイコロの中から取り合いをする形だ。

狙っているマスまでちょうどいい目が出ていても、前の人に先に取られてしまうことがある。逆に、他のプレイヤーが何を狙っているかを読んで、あえて相手が欲しそうな目を抑える動きもできる。運の要素を残しながら、判断と読み合いが生まれるバランスが心地よい。

サカナが、流れを変える

サカナはコインとは別の通貨のような役割を持っており、サイコロを振り直したり特別な効果を発動したりと、ゲームの流れを微調整するために使える。思い通りの目が出なかったとき、サカナを消費してリカバリーできる余地があるのは、運が強すぎず戦略が完全に崩れない設計として機能している。

観光客が、別の得点経路を作る

増築以外にも、観光客カードによる得点経路がある。観光客はある条件を満たすと評判点をもたらしてくれるが、建物の増築に追われているとなかなか手が回らない。建物を育てることに集中するか、観光客を意識した町づくりをするか——自分なりの戦略を組み立てながら、他のプレイヤーとは少しずつ異なる形の町が出来上がっていく。

ゲーム終了時、町が並ぶ

ゲーム終了時に並んだそれぞれの10マスを見比べると、同じルールで遊んでいたはずなのに、まったく違う景色が広がっている。誰かが発展コマをすべて置き終えたラウンドでゲームが終了し、最も評判点を多く獲得した人が勝利する。短い時間で町が出来上がっていく達成感と、次はどんな戦略で育てようかという次への期待感が、このゲームを繰り返し遊びたくさせる。

こんな人におすすめ

  • すごろくより少し考えたい
  • かわいいコンポーネントが好き
  • 短時間で達成感を得たい
  • 家族や子どもと一緒に遊びたい
  • 自分だけの町を作り上げる感覚が好き

このゲーム、気になったらぜひ実際に遊んでみてください。

ランビーフィッシュ

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