リトルタウンビルダーズ:そこに、建物が立っていた。

リトルタウンビルダーズ:そこに、建物が立っていた。

2〜4人 約30分 8歳以上 対戦

コマを置く場所を、ひとつ見つける。周囲に森があって、山があって、湖もある。次の手番はここだ、と思う。ところが相手の番が来て、そのマスに建物が建てられてしまう。もうそこにはコマを置けない。リトルタウンビルダーズは、こういうゲームだ。

置いた場所ではなく、周囲の効果を得る

コマを草原のマスに置くと、そのマス自体ではなく、周囲8マスにある地形や建物の効果を受けられる。森があれば木を、山があれば石を、湖があれば魚を得られる。だから「周囲に何があるか」がすべてになる。効率のいい場所とそうでない場所の差は大きく、どこにコマを置くかの判断が、ゲーム全体を通じてついてまわる。

良い場所が、消える

このゲームの核心はここにある。コマを置けるのは「空の草原マス」だけだ。建物が建てられたマスにはコマを置けない。つまり、相手が自分の狙っていたマスに建物を建ててしまうと、そこへのアクセスが永久に失われる。自分が丹念に整えたポジションが、相手の一手で消える。良い場所を作るほど、そこが狙われやすい。この緊張感がゲーム全体に漂っている。

1金払えば、相手の建物も使える

建物が建てられたマスにコマは置けないが、建物の効果は1金を払えば借りられる。コマを置いた場所の周囲に相手の建物があれば、1金払ってその効果を受けることができる。だから相手の建物が良い場所に立っていると、賃料が継続的に入ってくる。自分の建物を「いい場所」に建てるか、「相手が使いたい場所」に建てるかという視点がここで生まれる。

ラウンドごとに、食料を払う

4ラウンドで終わるこのゲームには、もうひとつ制約がある。各ラウンドの終わりに、自分のコマの数だけ食料(魚か麦)を払わなければならない。払えなければ1個につき3点のマイナスだ。資源を集めることだけに集中していると、食料が足りなくなる。建物資源を優先するか、食料を確保するか。限られた手番の中で、この判断も毎ラウンドついてまわる。

建てる場所が、勝負の核心

建物をどこに建てるかは、複数の意味を持つ。自分が使いたい場所の近くに建てて効率よく資源を得るか、相手が使いたい場所を潰すか、相手に使ってもらって賃料を稼ぐか。4ラウンドしかなく、建物タイルは早い者勝ちなので、序盤の選択が後半の展開を大きく左右する。何を建てるかと、どこに建てるか。この2つを同時に考えることになる。

何度でも、違う街になる

ボードは4種類、建物タイルは毎回異なる組み合わせで並ぶ。だから毎回、最適な動きが変わる。前回うまくいった戦略が、今回は通じないことも多い。短い時間で終わるのに、遊ぶたびに違う課題が現れる。遊び終わって「もう一回」と声が出やすいのは、そういう作りになっているからだと思う。2017年にゲームマーケットで発表されたこのゲームが、今もボードゲーム入門として広く紹介されているのには、そうした理由がある。

こんな人におすすめ

  • 戦略ゲームが好きだが、長すぎるゲームは苦手
  • 家族や友人と、短い時間でしっかり遊びたい
  • 街づくりや箱庭系のテーマが好き
  • 相手の動きを読みながら判断するゲームが好き
  • ボードゲームを本格的に始めてみたい

このゲーム、気になったらぜひ実際に遊んでみてください。

ランビーフィッシュ

東京の北千住にあるボードゲームカフェ&ショップ ランビーフィッシュでは、このゲームを含む700種類以上のゲームが楽しめます。ルールがわからなくても大丈夫。スタッフが丁寧に説明するので、初めてのゲームでも安心して遊べます。

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