ワン・トゥ・ファイブ:同じ指示で、結末が分かれる

ワン・トゥ・ファイブ:同じ指示で、結末が分かれる

2〜8人用 約5〜15分 8歳以上 対戦

テーブルの真ん中にカードが1枚めくられる。書かれているのは3つの指示。全員がそれを上から順に、同時にこなしていく。誰かの手番を待つ時間はない。数秒ごとにテーブルのあちこちで小さな悲鳴と歓声が上がる。

1から5まで、揃えれば勝ち

各プレイヤーは1から5までの数字カードを手札に持つ。1のカード1枚、2のカード2枚、3のカード3枚と、数字と同じ枚数のセットを作って場に出していく。1から5まで全部のセットをいち早く出したプレイヤーが勝ちだ。集めるゲームとしては単純明快で、ルール自体は数分で覚えられる。

めくって、全員で動く

このゲームは手番制ではない。

代表がアクションカードを1枚めくると、そこに3つの指示が書かれている。「山札から1枚引く」「右隣に2枚渡す」「セットを出す」といった内容だ。全員がその3つを上から順に、同時にこなす。順番が回ってくるのを待つ時間がない。だから最大8人まで対応していても、ゲームはずっと動き続ける。1試合が5分から15分で終わるのは、この同時進行のおかげだ。

同じ指示なのに、違う結末

同じアクションカードでも、手札の内容と隣の顔ぶれが違えば起こることはまるで違う。「山札から1枚引く」で欲しかった数字を引き当ててガッツポーズをする人がいる一方で、隣では「2枚渡す」の指示で手放したくなかったカードを泣く泣く差し出している人がいる。同じ号令で動いているのに、テーブルの上ではそれぞれ別の物語が進んでいる。この非対称な同時進行が、ゲーム全体の面白さの中心にある。

集めても、出せるとは限らない

セットを場に出せるのは「セットを出す」という指示がアクションカードに書かれていたときだけだ。

手札に5のセットが完璧に揃っていても、次にめくられるカードにその指示がなければ出せない。しかもその間に「全部渡す」なんて指示が来たら、揃えたはずのカードは隣に流れていく。集めることと出すことが、自分の意思では繋がっていない。悔しいはずなのに、なぜか笑ってしまう。

手札が、丸ごと流れる

アクションカードの中でも特別な存在感を放つのが「手札を全部隣に渡す」という指示だ。

必要なカードをやっと集めきったところでこの指示が来ると、手元は一瞬で空になる。逆に、大量の手札が突然流れ込んでくることもある。悲鳴と歓声はだいたいこの瞬間に上がる。戦略で防ぎようがないぶん、テーブル全体が同じ運命を共有する。

ゆるい読み合いも、混ざっている

場に出したセットは全員に見えている。だから「あの人はまだ3を出していない」ということも分かる。誰かにカードを渡す場面で、その情報がちらっと頭をよぎる。厳密に読み合うほどのゲームではないが、なんとなくこの人には渡さないでおこうという小さな判断が入り込む。ゆるい駆け引きが、勢いだけのゲームにならない程度の重みを添えている。

こんな人におすすめ

  • 大人数(4〜8人)で気軽に遊べるゲームを探している
  • 手番待ちが苦手
  • ルールを覚えるのに時間をかけたくない
  • パーティーの合間に短い時間で遊びたい
  • 悲鳴や歓声が飛び交う雰囲気が好き

このゲーム、気になったらぜひ実際に遊んでみてください。

ランビーフィッシュ

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