ナインタイル:あと1枚が、揃わない。
お題カードが1枚めくられた瞬間、全員が動き出す。手元の9枚のタイルを動かして、ひっくり返して、お題と同じ並びを作る。それだけだ。
ルールを説明するのに10秒もかからない。でも実際に手を動かすと、最初の1手から「あれ?」となる。
9枚で作る、小さなパズル
各プレイヤーは全員同じ9枚のタイルを持つ。タイルの表と裏にはそれぞれ異なる模様が描かれていて、全部で6種類。3×3の格子状に並べてお題と一致させるのがゴールだ。タイルは動かしても、ひっくり返してもいい。要素はそれだけで、ルールとしてはこれで終わる。
「あと1枚」が、なぜか揃わない
厄介なのはタイルの裏表だ。表を合わせると裏が合わない。8枚は完璧なのに、残り1枚の模様が逆になっている——そういう事態が、思いのほか頻繁に起きる。そのとき、どこかを崩して入れ替えるか、別の手順を探すか。位置だけでなく「どの面を上にするか」まで同時に管理する必要があると気づくのが、このゲームの第一の関門だ。
速さより、手順
焦って手を動かすと遠回りになる。どのタイルをどの向きで置くか、頭の中に薄い地図を持ちながら動かせる人が早い。といっても、完全に先読みできるほど情報は整理されていない。半分は手を動かしながら考える。タイルを触るたびに状況が変わるので、どこかで「もう一度確認する」判断を挟む必要がある。その小さな判断の積み重ねが、完成までの時間を左右する。
子どものほうが、速いことがある
大人と子どもが同じ条件で競えるゲームは意外と少ない。このゲームは経験値や知識が直接の武器にならない分、純粋な処理の速さが出る。「自分の方が速い」と思っていると、子どもに先を越されることがある。悔しいが、そこもこのゲームの正直なところだ。
場の空気が変わる瞬間
誰かが「できた」と声を上げると、残りの全員が手を止める。自分がどこまで進んでいたかに関わらず、その瞬間は終わる。競っているのは相手ではなく時間そのものだが、誰かが完成に近づいていることは空気で伝わってくる。静かな緊張がある。
繰り返すほど、手が覚える
最初は「9枚を見渡す」だけで精一杯かもしれない。何度か遊ぶうちに、各タイルの裏に何の模様があるかを体が覚え始める。覚えた分だけ、無駄にひっくり返す回数が減る。上達の手応えがわかりやすいゲームで、「もう一回」と言いたくなる軽さがある。
こんな人におすすめ
- 家族みんなで対等に競いたい
- シンプルなルールで手軽に盛り上がりたい
- パズルや脳トレが好き
- 短時間でさっと遊べるゲームを探している
- 子どもへのプレゼントを探している
このゲーム、気になったらぜひ実際に遊んでみてください。

東京の北千住にあるボードゲームカフェ&ショップ ランビーフィッシュでは、このゲームを含む700種類以上のゲームが楽しめます。ルールがわからなくても大丈夫。スタッフが丁寧に説明するので、初めてのゲームでも安心して遊べます。
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