おばけキャッチ:「ある」と「ない」の、一瞬の判断

おばけキャッチ:「ある」と「ない」の、一瞬の判断

2〜8人 約20分 8歳以上 対戦

カードが1枚、めくられる。テーブルの中央には5つのコマ。白いおばけ、灰色のネズミ、赤いイス、緑のビン、青い本。カードを見た瞬間、頭が動き始める。でもその前に、まず一つ判断しなければならない。

「ある」か「ない」か

このゲームの正解は、2種類しかない。カードに描かれたアイテムの中に、色も形も完全に一致するコマがあれば、それを取る。なければ、カードに色も形も一切登場していないコマを取る。

ルールだけ聞くとシンプルだ。でも実際にカードをめくると、まずその判断が詰まる。カードには2つのアイテムが描かれている。たとえば「青いネズミ」と「緑のイス」が描かれていたら、青・ネズミ・緑・イスの4要素がカードに登場している。完全一致するコマはない。ならば残った「白いおばけ」が正解だ。この一連の処理を、一瞬でやる。

カードはわざと紛らわしい

カードに描かれるアイテムは、コマと同じ形で色だけ違うもの、同じ色で形だけ違うものが混在している。視覚的な引っかかりがあちこちに置かれていて、脳が「これかも」と飛びつきやすい設計になっている。だから慎重になりすぎると遅れる。急ぐと間違える。この塩梅が、ゲームを通じてずっとつきまとう。

お手つきの重さ

間違ったコマを取ると、獲得済みのカードを1枚、正解者に渡さなければならない。積み上げてきたカードが減る。これが地味に痛い。「焦って取ったら間違えた」の繰り返しが、リードしているプレイヤーをあっという間に追い詰める。瞬発力だけでなく、踏みとどまる判断も問われる。

子どもが、普通に勝つ

大人が苦手とする「2パターンの切り替え」を、子どもは案外すんなりこなす。先入観が少ない分、カードをフラットに見られるのかもしれない。あるいは単純に、迷う前に手が動く。大人が「どっちだ」と考えている間に、子どもの手はすでにコマに伸びている。年齢差が逆転しやすいゲームは多くないが、おばけキャッチはそういう作品だ。

遊ぶほど、鋭くなる

何度か遊ぶと、カードを見た瞬間のパターン認識が少しずつ速くなる。「あ、これは一致がある」「これはない」という判断が、考える前に出てくるようになる。その感覚が身についてきたとき、場の緊張感はまた一段上がる。全員が速くなるから、ほんの少しの差が勝負を分ける。ジャック・ゼメによるこのゲームは、シンプルな構造の中に長く遊べる手応えを持っている。

こんな人におすすめ

  • 家族みんなで同じゲームを楽しみたい
  • 短時間でわいわい盛り上がりたい
  • 頭を使いながらも直感で勝負したい
  • 子どもと対等に競いたい
  • ルールが簡単なゲームから始めたい

このゲーム、気になったらぜひ実際に遊んでみてください。

ランビーフィッシュ

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