イッツァワンダフルワールド:同じラウンドで、建てて、産む

イッツァワンダフルワールド:同じラウンドで、建てて、産む

2〜5人 約45分 14歳以上 対戦

カードを1枚選んで、残りを隣に回す。手元に集まった7枚を、建物として建てるか、捨てて資源に変えるかで振り分けていく。ドラフトと拡大再生産を組み合わせたカードゲーム。仕組みは平易だが、同じラウンドの中で建てた建物がそのラウンドの資源を産むという設計が、このゲームを独特なものにしている。

ドラフトで、7枚から選ぶ

各ラウンドの始まりに、全員が7枚の手札を受け取る。1枚選んで残りを隣に回す。次に回ってきた6枚から1枚選んで、また回す。これを繰り返して、最終的に7枚が自分の手元に集まる。

どのカードを取るかは、その1枚が欲しいからだけではない。相手に渡したくないから先に抜くという判断もある。カードを見た瞬間の直感と、隣の狙いを読む視線が交差する。

建てるか、資源に変えるか

集まった7枚は、建てる予定として建築エリアに置くか、捨てて資源に変えるかを選ぶ。捨てれば即座に対応する資源が一つ手に入る。建てるほうを選べば、必要な資源が揃ったときに完成し、そこから資源や勝利点が生まれるようになる。

同じ1枚が、素材にも通貨にもなる。しかも捨てて得た資源で、別のカードを完成させることもできる。7枚の振り分け方で、そのラウンドの方向性が決まる。

資源には、出る順番がある

このゲームの核心はここにある。産出フェイズでは、資源の色ごとに順番に生産していく。全員がまず建材を産み、次にエネルギー、次に科学、という具合に順番が固定されている。

つまり、建材を産む建物は早い段階で完成させたい。順番が先の色ほど、そのラウンドで恩恵を受けやすい。逆に順番が後ろの色は、完成が遅れると次のラウンドまで持ち越される。何を建てるかだけでなく、どの色をいつ完成させるかが問われる。

同じラウンドで、建てて、産む

産出フェイズは色の順番で流れていく。その途中で、産出された資源を使って別のカードが完成することがある。建材が出た瞬間に、建材を必要としていた建物が完成する。その建物がエネルギーを産む建物だったら、次のエネルギー産出のタイミングで自分の産出量が増えている。

連鎖が始まると、1ラウンドの中で建物が次々に完成していく。建てて、産んで、また建つ。この加速していく感覚がこのゲームの気持ちよさだ。

相手の欲しいカードは、資源にできる

ドラフトで回ってくるカードは、建築エリアに置かれた時点で全員に見える。相手が集めている色や、狙っていそうな建物もある程度わかる。

そこで、相手が欲しそうなカードを取って、捨ててしまうという選択が生まれる。自分にとって不要でも、資源にはなる。妨害しながら、自分の資源も増える。ドラフト系にありがちな「相手を潰すと自分も損をする」という構造が、ここでは緩和されている。

4ラウンドで、決まる

序盤に建てた1枚が、終盤の連鎖を作る。最初のうちは産出建物を優先してコンボの土台を築き、後半になるほど得点の高い建物を建てる比重が増えていく。

最初のラウンドで完成させた小さな建物が、最後のラウンドで大きな得点を生む建物の完成につながっていく。長すぎず、短すぎず、4ラウンドという設計がこのゲームの気持ちよさを最後まで持続させる。

こんな人におすすめ

  • 拡大再生産の気持ちよさを味わいたい
  • ドラフト系のカードゲームが好き
  • 世界の七不思議より少しシンプルなものを探している
  • 短時間で複雑な判断を楽しみたい
  • 自分の盤面をじっくり作り込みたい

このゲーム、気になったらぜひ実際に遊んでみてください。

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