マジカルインサイダー:知らないのは、魔術師だけ。
配られたカードには「あなたはロボットにな〜る」と書いてある。隣の人はヒソヒソ声でしか話せないらしい。マジカルインサイダーは、そんなおかしな喋り方のまま、魔術師の出すお題を3分で当てるゲームだ。答えを知る仲間がひとりだけいる。その正体は、魔術師に知られてはいけない。
秘密を知らないのは、一人だけ
魔術師以外の全員がチームになる。魔術師が目を閉じている間に、村人とインサイダーは役割カードを見せ合う。村人は、誰が答えを知っているかを最初から知っている。
元になった『インサイダーゲーム』では、答えを知る人物は誰にもわからず、みんなで疑い合う。マジカルインサイダーでは、その秘密を魔術師以外の全員で抱える。隠しごとをする側がこれほど大勢いるゲームは珍しい。
頼りたい。でも、目で追ってはいけない
質問に答えるのは魔術師で、返ってくるのは「はい」「いいえ」「わからない」だけだ。手がかりは少ない。
だから村人は、インサイダーの質問に乗りたくなる。あの人が「肉食ですか」と聞いたなら、たぶん肉食なのだ。けれど全員がその発言に飛びつけば、魔術師には一目でわかる。正解した後に指差しで正体を当てられれば、チームの負けになる。道しるべを見ながら、見ていないふりをする。この演技が全員に求められる。
ロボットのまま、ヒントを出す
魔術カードはインサイダーにも配られる。答えを知る唯一の人物が、ロボットの口調でしか話せないこともある。
自然に聞こえる質問を考えても、口から出る言葉はカクカクしている。喋り方に気を取られて、普段なら迷わない質問すら浮かばなくなる。外から見ると、大人が真剣にロボットになりきって動物を当てようとしている。どうしても難しい魔術は、他の人と交換してよい。
「わかった気」の村人がいる
魔術カードには「すぐに正解がわかった気にな〜る」というものもある。このカードを引いた村人は、根拠もないのに自信満々で答えを口にする。
これが魔術師を惑わせる。何か知っていそうな人が、本物以外にも現れるからだ。村人の側から、あえて怪しく振る舞って魔術師の視線を引き受けることもできる。
魔術師は、ひとりで全員を見ている
魔術師は質問に正直に、素早く答えなければならない。邪魔はできない。できるのは観察だけだ。
誰の質問で話が一気に進んだか。誰の発言に、周りが妙に素直についていったか。人数が多いほど指差しの回数は増え、7〜8人なら3回まで指名できる。騒がしい3分間の中で、魔術師だけは冷静でいなければならない。
砂が落ちる前に、何食わぬ顔で
砂時計が落ち切れば魔術師の勝ちだ。インサイダーが急げば正体が透け、慎重すぎれば砂が尽きる。
何度か遊ぶうちに、チームの振る舞いは洗練されていく。インサイダーの質問にどれくらい間を置いて乗るか。誰が囮を引き受けるか。魔術師の方も、どこを見ればいいかがわかってくる。喋り方のおかしさに笑いながら、その下では静かな読み合いが続いている。
こんな人におすすめ
- 会話で盛り上がるゲームが好き
- 『インサイダーゲーム』を遊んだことがある
- 3人から8人まで、集まる人数がまちまち
- 15分ほどで何度も遊べるゲームを探している
- 演技と読み合いを、笑いながら楽しみたい
このゲーム、気になったらぜひ実際に遊んでみてください。

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