ゴットファイブ!:自分の数字だけが、見えない

ゴットファイブ!:自分の数字だけが、見えない

2〜4人 約15分 8歳以上 対戦

タイルを5枚、スタンドに立てる。ただし、自分からは見えない向きで。テーブルを見回すと、全員が私のタイルを眺めている。つまりこのゲームで私の答えを知らないのは、私だけだ。

当てるのは、自分の手元

推理ゲームと聞くと、隠された誰かの秘密を暴くものを想像する。ゴットファイブ!は逆だ。当てる対象は、自分の目の前に並んだ5枚の数字タイル。他のプレイヤーには丸見えなのに、自分にだけ見えない。1から60までの数字が5色に分かれていて、その中から自分の5枚を特定する。答えはずっとそこにあるのに、手が届かない。この距離感が、ゲーム全体の緊張感を作っている。

最初から、並んでいる

自分のタイルは小さい順に並べられている。これが推理の土台になる。左端より右のタイルは必ず大きい。真ん中のタイルが分かれば、両側の候補が一気に絞れる。何も見えていないようで、実は最初から手がかりの中に立っている。

質問が、候補を削る

手番では場の表向きのタイルを1枚選び、自分のタイルとの関係を質問できる。このタイルは自分のどの位置に入るのか。点の数は同じか。どんな答えが返ってきても、候補は必ず減る。付属の消せるマーカーで自分のボードの数字を消していくと、60個あった候補がみるみる痩せていく。この消していく手応えが、たまらなく気持ちいい。外から見ると、黙々とメモを消しているだけの地味な姿なのだが。

他人の手番も、休みではない

ターンが進むごとに、場のタイルが1枚ずつ表向きになる。公開された数字は、自分のタイルではありえない数字だ。つまり他人の手番でも情報は増え続ける。ぼんやり待つ時間がない。誰かが質問するたびに、全員のペンが動く。この絶え間ないテンポが、15分という短さの中に濃さを詰め込んでいる。

叫ぶか、あと一手か

5枚すべてに確信が持てたら、いつでも「ゴットファイブ!」と宣言できる。ただし、1枚でも間違えていたら脱落。ここに最後のジレンマがある。自分の確信が固まっているなら、相手の確信も固まっているはずだ。あと1枚だけ確かめたい。でもその一手を待つ間に、先を越されるかもしれない。相手の顔色とペンの止まり方を見ながら、飛び込むタイミングを計る。

もう一回、が止まらない

1プレイ15分。ルール説明は数分で終わる。それでいて、遊び終えた瞬間に「もう一回」と声が出る。負けた側は、あと一歩だった自分の推理をやり直したくなるからだ。カラフルでかわいいタイルのおかげで場の空気も柔らかい。推理ゲームの入口として、これほど手を出しやすい作品はなかなかない。

こんな人におすすめ

  • 推理や論理パズルが好き
  • 短時間でしっかり考えた手応えがほしい
  • 家族や初心者と一緒に遊べるゲームを探している
  • 紙に書いて絞り込んでいく作業が好き
  • 宣言のタイミングにドキドキしたい

このゲーム、気になったらぜひ実際に遊んでみてください。

ランビーフィッシュ

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