クリプティッド:全員のヒントが、1点に交わる
地図の上に、未確認生物が潜んでいる。どこか1マスに。それを知っている人は、誰もいない。でも全員が、1つずつヒントを持っている。そのヒントをすべて重ねると、必ず1マスだけが浮かび上がる。クリプティッドはその構造だけで成立している推理ゲームだ。
ヒントは、1人に1つだけ
準備はカード1枚から始まる。カードの指示通りにマップを組み立て、建造物を配置する。そして各プレイヤーに冊子が1冊ずつ割り当てられ、それぞれが異なる手がかりを1つ読む。「沼地か砂漠」「青の建造物から3マス以内」「動物の縄張りから1マス以内」——そういった条件だ。自分のヒントは自分だけのもの。他のプレイヤーには見せない。にもかかわらず、全員のヒントを合わせると必ずマップ上の1マスに絞られる。この設計が、ゲームの土台になっている。
全員が、正直に答える
手番では「質問」か「探索」を選ぶ。質問はマップ上の1マスを指定して、プレイヤー1人に「ここにいますか?」と聞く。聞かれた側は自分のヒントをもとに、いる可能性があればディスクを、いなければキューブを置く。心理戦はない。あるのは純粋な論理だ。
聞くと、自分も晒される
問答には代償がある。質問した相手が「いない」と答えた場合、質問したプレイヤー自身もマップのどこかに「いない」のキューブを置かなければならない。相手の情報を引き出そうとするほど、自分の情報も少しずつ漏れていく。だから質問の設計が重要になる。純粋に「知りたい場所」を聞くのか、相手が「いる」と答えそうな場所を選んでペナルティを避けるのか。この2つの動機が毎回の質問に混ざり込む。
絞り込みは、じわじわと進む
ディスクとキューブが積み重なるにつれ、マップ上の候補が減っていく。最初は広く分散していた可能性が、問答を重ねるごとに少しずつ狭まる。どのエリアをいつ誰に聞くかの判断が、絞り込みの速度を左右する。
探索に踏み切る判断
ここだと思ったら「探索」を宣言する。指定したマスについて、全プレイヤーが順番にディスクかキューブを置いていく。全員がディスクを置いたら、そのプレイヤーの勝利だ。ただし誰かがキューブを置いた時点で探索は失敗、ペナルティとして自分もキューブを置く羽目になる。確信がなければ動けないが、待ちすぎると他の誰かに先を越される。この判断が、終盤の緊張感を作る。
何百通りもある、でも答えは1つ
マップと冊子の組み合わせは膨大で、遊ぶたびに別のパズルが現れる。それでも毎回、全員のヒントが重なる場所はマップ上に1マスだけ存在する。この構造が毎回きちんと成立していることが、このゲームの最も静かな驚きだと思う。
こんな人におすすめ
- 論理パズルや推理が好き
- 運より思考で勝ちたい
- 静かに、でも真剣に遊びたい
- 短時間で手応えのあるゲームをしたい
- じっくり考えるゲームが好き
このゲーム、気になったらぜひ実際に遊んでみてください。

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