ゴブレットゴブラーズ:かぶせて、隠して、忘れるな
コマを置く。相手のコマの上に、大きなコマを被せる。盤面は自分のコマで埋まっていく——そう感じていたのに、動かした瞬間に負けた。下から相手のコマが現れて、3つ並んでいた。
ゴブレットゴブラーズは、3目並べをベースにした2人用ゲームだ。ルールを聞けばすぐわかる。でも実際に遊び始めると、思っていたより頭を使う。
覆われたコマは、消えていない
各プレイヤーは大・中・小のコマを2個ずつ持ってスタートする。コマは小さいものの上に大きいものを被せられる——自分のコマにも、相手のコマにも。被せたコマの下は見えなくなるが、消えたわけではない。盤上のコマを別のマスへ移動させると、その下に隠れていたコマが姿を現す。そのとき相手のコマが3つ並んでいれば、その瞬間に負けになる。「移動すると下から出てくる」というのが、このゲームの核心だ。
大・中・小、どれを使うか
手元のコマは大2個、中2個、小2個。大コマは最も強く、何でも被せられる。でも大コマを早めに全部出してしまうと、後半は手詰まりになりやすい。小コマは使い所が難しいが、相手が被せてくれなければ静かに居座り続ける。どのサイズをどの場面で使うか——この選択が、ゲームのリズムをつくる。
盤上のコマも、動かせる
手持ちのコマを新しく出すだけでなく、すでに盤上に置いたコマを別のマスへ移動させることもできる。ピンチを切り抜けるための動きでもあるが、先述のとおりリスクもある。動かしたいコマの下に何が隠れているか、覚えていなければならない。「触れたコマは必ず動かす」というルールもあるため、迂闊に触れると手が止まる。
相手の記憶と戦う
自分の盤面を組み立てながら、相手がどこに何を隠しているかを頭に入れておく必要がある。相手が大コマを動かそうとしているのは、別のマスへ移りたいからか。それとも下に何かが隠れているのか。表情を読み、手の動きを見て、記憶を手繰り寄せる。3目並べの枠の中に、こうした読み合いが詰まっている。
子どもと大人が、同じ土俵で戦える
ルールが単純なため子どもがすぐに覚えられる一方で、コマの選択や記憶の精度が勝負を左右するため大人も本気で考えさせられる。親が油断すると子どもに負ける。その逆転が起きやすいのも、このゲームの面白さだ。1回のプレイが短く、「もう1回」と繰り返しやすい。
何度やっても、先が読みきれない
盤面の広さは3×3しかない。なのに、毎回違う展開になる。コマが重なるたびに情報が隠れ、動かすたびに盤面が変わる。「3目並べだから簡単」という感覚は、最初の数回で消える。遊ぶほど記憶と読みが鋭くなっていく——そういうゲームだ。
こんな人におすすめ
- 子どもと対等に勝負したい大人
- 短時間でサクッと遊びたい
- シンプルなルールで読み合いを楽しみたい
- 家族や兄弟と繰り返し遊べるゲームを探している
- 話題のゲームで遊びたい
このゲーム、気になったらぜひ実際に遊んでみてください。

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