ノーミング・ア・ラウンド:小人たちのミニゴルフも、低いほど勝ち。
裏向きのカードを9枚、3×3に並べる。めくるのは2枚だけで、残りの7枚に何が眠っているかはわからない。ノーミング・ア・ラウンドは、森の小人ノームたちがミニゴルフに挑むカードゲームだ。そしてノーミング・ア・ラウンドでは、手元に来て一番困るカードと、一番うれしいカードが同じ8である。
8は、最悪で最高のカード
カードには3から8までのプラスの数字と、-1から-4のマイナスの数字がある。プラスの数字はそのまま失点になるから、8は持っているだけで重い。
ところが、同じ数字を縦か横に3枚そろえた瞬間、その列はマイナス8点に変わる。24点になるはずだった3枚が、一転して得点源になる。
大きい数字ほど危うく、大きい数字ほど見返りがある。8を2枚並べたところで、手が止まる。3枚目は来るのか。どの数字の代わりにもなるマリガンカードもあるが、場に置けるのは1枚きりだ。
めくった一枚が、次の一打になる
引いたカードは、自分の場の1枚と入れ替えて置く。裏向きのカードと入れ替えるときは、まずそれを表にする。
出てきたのが、置こうとしているカードか、場にあるカードと同じ数字なら、捨てずに別の場所へ置き直せる。これがバウンスだ。その先がまた裏向きなら、めくって続けられる。
7を置こうとめくったら4が出る。場にはもう4がある。その隣をめくると、また4。1手で場が一気に整っていく。壁に跳ね返ったボールがカップに吸い込まれるような、小さな快感がある。
捨て場所は、二つある
捨て札の山は二つ並んでいて、次の人はどちらかの一番上を拾える。だから何をどちらに捨てるかが、そのまま相手への贈り物にも妨害にもなる。
欲しがられそうな-2の上に、誰も集めていない8をかぶせる。自分のパズルを解きながら、隣の人の場も気にかかる。黙々と遊んでいるようで、テーブルの上では小さな駆け引きが続いている。
ハザードは、手放しても痛い
山札には、ハザードという厄介なカードが3枚混ざっている。場に残したままラウンドを終えると、それだけで10点の失点だ。
だから当然手放したい。ところがハザードを捨てると、他の全員が自分の場のカードを1枚、ただで表にできる。自分が助かるたびに、相手の見通しも少しずつ開けていく。
裏向きのカードをめくってハザードが出たときの顔は、だいたい全員同じである。
先に上がる人は、賭けている
誰かの場がすべて表になると、残りの人が1手ずつ指してラウンドが終わる。まだ裏向きのカードはそのまま開かれ、置かれた場所で数えられる。ボールは、あるがままに打つしかない。
最初に上がった人は、単独で最低点ならマイナス5点のボーナス。同点か、誰かに負けていれば逆にプラス5点。早く上がれば相手の準備を断ち切れるが、相手の裏向きカードに何が眠っているかは誰にもわからない。今がそのときか。1枚めくるたびに、その問いがよぎる。
遊ぶほど、8が怖くなくなる
最初は8を避けて、マイナスのカードばかり拾ってしまう。何度か遊ぶうちに、あえて大きい数字を集めに行く度胸と、見切りをつける感覚が身についてくる。
3ラウンドの合計で競うから、一度の大崩れも取り返せる。2人から7人まで同じルールで遊べるのも、集まりの人数を選ばない気安さだ。慣れてきたら、3・4・5のような連番でもマイナスになる上級ルールが待っている。小人たちのコースは、思ったより奥が深い。
こんな人におすすめ
- 15〜30分でさくっと遊べるカードゲームを探している
- 最大7人まで、大人数でも同じルールで遊びたい
- めくって、そろえて、点数を下げるシンプルな遊びが好き
- 最後の1枚まで点数が読めない展開を楽しみたい
- 家族や子どもと一緒に、かわいいイラストのゲームを囲みたい
このゲーム、気になったらぜひ実際に遊んでみてください。

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