3人の魔法使い:一人で覚えなくていい

3人の魔法使い:一人で覚えなくていい

2〜6人用 約20分 6歳以上 協力

深夜の市場から、こっそり学校に戻る。魔法使いの生徒たちの前に立ちはだかるのは、見張りのゴースト・ヴィリー先生。捕まる前に全員そろって学校に戻れば勝ち、というシンプルな協力ゲームだ。仕組みの中心にあるのは神経衰弱。でも、いつもの神経衰弱とは少し違う。

サイコロを振って、絵柄を当てる

手番になったらサイコロを3個振る。出た絵柄と同じ絵柄のタイルを、ボード上の伏せられたタイルの中から探し当てる。当てた数だけコマを進められる。ただし外した瞬間、そこで手番は終わる。1個目で外せば1歩も進めない。全部当てれば3歩進める。振ったサイコロを見て、盤上のどこにその絵柄があったかを思い出す。それだけの手番だが、これがなかなかうまくいかない。

覚えている人が、教えてくれる

神経衰弱と聞くと、記憶が得意な人しか楽しめないゲームを想像する。ところがこのゲームは違う。ゲームが始まる前に、各プレイヤーがタイルを1枚だけこっそり確認できる。誰がどのタイルを覚えているかは、ゲーム中に少しずつ共有されていく。自分が引いて中身を見たタイルの位置も、みんなで共有していい。だから記憶が苦手な子どもでも、覚えている大人が横から助けてくれる。全員の記憶を持ち寄って一枚の地図を作っていくような感覚がある。

ゴーストを引くと、先生が進む

盤上のタイルにはゴーストの絵柄が混じっている。うっかりそれを引き当ててしまうと、ヴィリー先生がゴーストトラックを1マス進む。時間切れで負けるのではない。自分たちのめくりが、そのまま敵の足を前に進めてしまう。だから闇雲にめくれない。誰も位置を覚えていない絵柄をサイコロで指定されたとき、少し覚悟がいる。当たれば大きく進めるが、外せばゴーストの絵を引く可能性もある。手番のたびに、この判断が返ってくる。

魔法の薬が、仲間を救う

ゲームには数本の魔法の薬が用意されている。使うと誰かの生徒を1マス進められる。ゴールに届きそうで届かない仲間や、まだ市場のあたりでもたついている仲間を、みんなの判断で押し上げる。誰にいつ使うか。序盤で楽をするか、終盤の一手のために取っておくか。難易度によって薬の本数が変わるため、余裕のある回もあれば、一本の使いどころに全員で悩む回もある。

全員そろわないと、勝てない

先に学校に着いた人がゴールしても、そこで終わりではない。全員が戻るまでゲームは続く。だから最後のひとりが遅れているとき、ゴールした仲間はできることをしなくてはいけない。魔法の薬を残していたか、あと何手ヴィリー先生に耐えられるか。ぎりぎりで全員が滑り込めたときの安堵は、一人で勝ったときの達成感とは種類が違う。誰かひとりが取り残されて負けるのではなく、全員で逃げ切ったか、全員で叱られるか。そのどちらかしかない。

こんな人におすすめ

  • 親子で遊べる協力ゲームを探している
  • 神経衰弱が苦手でも記憶系のゲームを楽しみたい
  • 6歳前後の子どもと一緒に本格的なボードゲームを遊びたい
  • 勝ち負けで泣かせたくない
  • 遊ぶたびに難易度を変えて長く付き合いたい

このゲーム、気になったらぜひ実際に遊んでみてください。

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