デジャブ:記憶は、回を追うごとに狂う。
カードが1枚めくられる。そこに描かれた絵を見て、「これ、さっき出たな」と思う。手が伸びかける。でも待てよ、本当に2回目か。さっきのラウンドで出た絵ではないか。一瞬の迷いが生まれる。
いつでも取れる、だから迷う
カードを1枚ずつめくっていき、「これは2回目だ」と確信したらテーブルに並べられたタイルを取る。早い者勝ちだ。ただしこのゲームには、他のカルタと決定的に異なるルールがある。取るタイミングは自由だということだ。
2回目のカードがめくられた瞬間に取らなくていい。数枚後になっても、「やっぱりあれ2回目だったな」と確信した時点でタイルを取ることができる。焦って間違えるくらいなら、じっくり確かめてから動く。そういう選択が許されている。
でもその間に誰かが先に取ってしまうかもしれない。慎重すぎると取り逃す。急ぎすぎると間違える。この加減が、ゲームの最初の悩みどころだ。
3枚の罠
ゲーム開始時に、カードを3枚こっそり抜いておく。そこに描かれた絵はゲーム中に登場しない。つまり、そのタイルを「2回目だ」と思って取ってしまったら、完全な誤りになる。
絵柄は全部で36種類。どれが抜かれているかは誰にもわからない。「これ、もう出たはず」という感覚を信じていいのか、それとも抜かれた1枚だったのか。確信が揺らいだまま手が伸びてしまう。
間違いは、周りにバレる
タイルを取った後、次のカードにその絵が登場すると、取ったタイルはまだ1回しか出ていなかったことがわかる。この瞬間に誰かに指摘されると、そのラウンドは脱落。獲得したタイルはすべて無効になる。
誰が何を持っているかは丸見えだ。だから他のプレイヤーが間違いを犯した瞬間に気づいて指摘できる。自分の記憶を守りながら、相手のミスも見逃さない。テーブルを見渡す視野が必要になってくる。
回を重ねると、記憶が混ざる
3ラウンド繰り返すのがこのゲームの真骨頂だ。同じカードを使いまわすため、前のラウンドで見た絵と今のラウンドで見た絵がだんだん区別できなくなってくる。「あれ、これさっき出たっけ。前のラウンドじゃなかったっけ」という感覚がまさにデジャブだ。
1回目は記憶力の勝負。2回目からは記憶の混乱との戦いになる。ゲームが進むほど、場に取られないまま残るタイルが増えていく。全員が自信を失っている証拠だ。
こんな人におすすめ
- 家族や友人と気軽に盛り上がりたい
- ルールが簡単なゲームを探している
- 記憶力に自信がある(あるいは試してみたい)
- 子どもと対等に戦えるゲームをしたい
- 短時間でサクッと遊びたい
このゲーム、気になったらぜひ実際に遊んでみてください。

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