ごきぶりポーカー:負けを、誰かに押し付けろ。
ゴキブリ、カメムシ、コウモリ、ネズミ——8種類の嫌われ者が描かれたカードを押し付け合う。1種類のカードを4枚集めてしまったプレイヤーが負けだ。勝者を目指すゲームではなく、最後まで負けを免れたプレイヤーが勝ちになる。この「負け決め」という構造が、ごきぶりポーカーのすべてを決めている。
カードを渡して、宣言する
手番では手札から1枚を裏向きで選び、渡したい相手に差し出す。そのとき8種類のどれかを宣言する。本当のことを言ってもいいし、嘘をついてもいい。「これはゴキブリです」と言いながらコウモリを渡すことも、本当にゴキブリを渡すこともできる。受け取った側はその宣言が本当かどうかを判断しなければならない。
信じるか、疑うか、パスするか
渡された側には3つの選択肢がある。宣言を信じてカードを受け取るか、嘘だと思って疑うか、あるいはカードをこっそり確認してから別の誰かに回すかだ。疑って正解なら渡した側が引き取り、外れたら自分が引き取る。パスの場合は確認した上で別の人に渡せるが、同じ宣言を続けるか変えるかを選べる。このスルーの連鎖が、場を一気に動かすことがある。
集中狙いという、恐怖
一度カードが手元に溜まり始めると、他のプレイヤーに狙われやすくなる。あと1枚で負けという状況になると、全員から同じ種類のカードを押し付けられる。守りに徹したくても、逃げ場がなくなっていく。追い詰められたときの焦りと、追い詰める側の楽しさが、このゲームの最も人間らしい部分だ。
嘘が、顔に出る
ルール上は完全な2択でも、いざ目の前に人が座ると確かめたくなる。カードを渡すときの間、宣言するときの声のトーン、視線の動き。論理では2択のはずなのに、なんとなくわかった気になってくる。そして予想を外す。この感覚がごきぶりポーカーの正体だ。
負け1人を決める、潔さ
ゲームが終わるのは誰かが負けたとき、1回だけだ。勝ち点を集めるわけでも、ラウンドを繰り返すわけでもない。1人の負けが決まった瞬間にゲームが終わる。その潔さが、もう1回という気持ちを生んでいる。
こんな人におすすめ
- わいわい盛り上がれるゲームを探している
- 嘘と心理戦が好き
- 短時間でさくっと遊びたい
- ブラフゲームの入門として遊びたい
- 大人数で気軽に楽しみたい
このゲーム、気になったらぜひ実際に遊んでみてください。

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