注文の多すぎるゲーム カフェ:全員で覚えて、全員で困る。

注文の多すぎるゲーム カフェ:全員で覚えて、全員で困る。

2〜6人 約20分 6歳以上 協力

「温めたハムチーズサンドイッチ」。「アイスカフェラテ」。「ガトーショコラ」。カードに書かれた注文が次々と読み上げられる。全員で必死に覚えようとするが、カードの枚数は多く、似たような注文も混ざっている。とにかく頭に叩き込む。そしてカードが配られた瞬間、何かがおかしいと気づく。

覚えた注文が、手元にある

このゲームの構造は少し意地悪だ。全員で注文を覚えたあと、カードはプレイヤー全員に配られる。順番に「誰かが持っている注文」を一つ宣言して当てにいくのだが、自分が持っているカードは自分では答えられない。さっき必死に覚えた注文が自分のところに来ていたとき、それは「覚えたのに言えない」状態になる。この理不尽さが、ゲームのいちばんおかしくて、いちばん面白いところだ。

人の記憶を信じるしかない

自分が答えられない注文は、誰かが覚えていて宣言してくれるのを待つしかない。ただ待ちながら、他のプレイヤーの宣言を聞いて、自分の記憶を補正していく。人の記憶に頼り、自分の記憶が頼りにされる。協力しているようで、全員が不安を抱えている。

宣言を外すと、その場では終わり

宣言が外れたプレイヤーは、そのレベルではそれ以上宣言できなくなる。全員が外れる前に、クリア条件の枚数を公開できれば成功だ。外れた仲間の分まで、残った人が踏ん張らなければならない局面が生まれる。

切り札を、いつ使うか

各プレイヤーは一度だけスペシャルアビリティを使える。「自分以外の1人に、持っているカードすべての最初の文字を言わせる」などといった効果で、手がかりが一気に増える瞬間だ。いつ使うか、誰に使うか——その判断も、このゲームのちょっとした悩みになる。

注文は、紛らわしい

「ホットコーヒー」と「アイスコーヒー」、「カフェラテ」と「アイスカフェラテ」。よく似た注文が複数枚混ざっているため、うろ覚えでは宣言を誤る。レベルが上がるとカード枚数が増え、難易度も上がっていく。

覚えられないのに、もう一回

失敗しても「もう一回」とすぐ手が伸びる。全員で覚えて、全員で困って、それでも誰かが覚えていてくれたときの安堵感はチームで遊ぶ醍醐味だ。ゲームマーケット2022春にオインクゲームズから登場したこの作品、佐々木隼氏のデザインによるシンプルな仕掛けの中に、協力の面白さがしっかり詰まっている。

こんな人におすすめ

  • みんなで笑いながら遊びたい
  • ルールがシンプルなゲームを探している
  • 家族や友人とわいわい遊びたい
  • 記憶力に自信がある(ない)
  • 協力ゲームが好き


このゲーム、気になったらぜひ実際に遊んでみてください。

ランビーフィッシュ

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