地下迷宮と5つの部族:66点に命中させろ
たいまつに火を灯して、迷宮へ向かう。目的は聖杯。だが聖域への道は、思ったより複雑だ。強い仲間を集めれば集めるほど、聖域から遠ざかっていく。
手札は、買う
このゲームに「手札を配る」というルールはない。プレイヤーは自分の得点を支払って、カードを一枚ずつ購入していく。並んでいる4枚のカードのうち好きなものを選べるが、強いカードほど値段が高い。8枚が揃うまで繰り返す。この購入フェーズが終わって初めて、トリックが始まる。
他のトリックテイキングと根本的に違うのはここだ。手札は偶然与えられるものではなく、自分で選んで買うものになる。
買うほど、遠ざかる
得点を払ってカードを買う。つまり、強い手札を揃えようとすればするほど、ゴールから遠ざかっていく。
スタート時点でプレイヤーのコマは25点に置かれる。そこから得点を積み上げて66点に近づくのが目標だが、強いカードに得点を使いすぎると、スタート地点より後退することもある。どこで妥協するか。何枚まで買っていいか。この判断がゲーム全体にわたってついてまわる。
役を作るか、トリックを取るか
このゲームには2つの得点経路がある。トリックに勝つことと、役を作ることだ。
同じ数字のカードを3枚集めれば5点、4枚で10点、5枚で25点。5色のカードを1枚ずつ揃えても5点になる。トリックで1回勝つごとに5点なので、役の得点効率は悪くない。どちらを狙うかは、購入フェーズで何を買うかに直結する。強い数字を集めてトリックを制するか、同じ数字を揃えて役で稼ぐか。この2択が、手札を買う段階からすでに始まっている。
ただし役を公開するとその手札が相手に知られる。トリックで何を持っているか、ある程度読まれることになる。得点を取りながら、手の内を晒す。
相手の手が、見える
購入はすべて公開で行われる。誰が何色を何枚持っているか、ラウンドを通じて積み上がっていく情報だ。すべてを記憶するのは難しいが、切り札の色を誰が多く持っているかくらいは把握できる。役を公開したプレイヤーの手札はさらに明確になる。
完全な手探りではなく、かといって完全に読み切れるわけでもない。その中間にある読み合いが、このゲームの緊張感を支えている。
66点に、命中させろ
ゴールは66点ちょうどではなく、61〜70点の範囲に入ること。その中で66点に最も近いプレイヤーが勝つ。80点を超えると41点まで引き戻される。稼ぎすぎてもいけない。
手札購入で使った得点、役で稼いだ得点、トリックで積んだ得点——これらすべてが合わさって、66点という的を狙う。ぴったり命中させるのは、思ったより難しい。
遊ぶほど、読みが深まる
最初は購入とトリックをこなすだけで精一杯かもしれない。何度か遊ぶうちに、相手が何を狙っているか、どのカードを先に抑えるべきかが見えてくる。購入フェーズからすでに駆け引きが始まっているゲームは、そう多くない。ギュンター・ブルクハルトが1999年に発表した「命中」を、数寄ゲームズがリメイクした作品だ。
こんな人におすすめ
- トリックテイキングが好きで、もう一歩踏み込みたい
- 手札運に左右されず、自分で戦略を組み立てたい
- 短時間で濃い読み合いを楽しみたい
- 3〜5人でさくっと遊べるゲームを探している
- 相手の動きを観察しながら立ち回るのが好き
このゲーム、気になったらぜひ実際に遊んでみてください。

東京の北千住にあるボードゲームカフェ&ショップ ランビーフィッシュでは、このゲームを含む700種類以上のゲームが楽しめます。ルールがわからなくても大丈夫。スタッフが丁寧に説明するので、初めてのゲームでも安心して遊べます。
👉 ランビーフィッシュのホームページはこちら(別タブで開きます)