天下鳴動 DELUXE:思い通りにならない、それが戦だ
サイコロを3つ、まとめて振る。出た目を見て、2個と1個に分ける。2個の合計が「兵を送る国」、1個が「送る兵の数」だ。たったそれだけの仕組みなのに、毎回少し悩む。
3つの目を、2つに分ける
日本地図を模したボードには、2から12までの数字が振られた11の国がある。サイコロ2個の合計でどの国に送るかが決まるため、出目によっては行きたい国に届かない。3個まとめて振り直すことも1回だけできるが、それでも望み通りになるとは限らない。どの目をどちらに振り分けるか——この小さな判断が、毎手番ついてまわる。
弱い国から、火がつく
全員が兵を置き終えると、合戦フェイズに入る。ここで意外な仕掛けがある。決着がつくのは、数字の小さい国から順番だ。点数の低い国を先に制した者が、隣の国に援軍を送り込める。援軍は自分のコマがある場所にしか送れないが、うまくつながれば連鎖的に勢力が広がる。序盤に「仕方なく置いた」コマが、後半の要になることがある。
援軍は、つながっている
援軍の連鎖が決まったとき、ボード上の流れが一気に変わる。小さな国での勝利が、大きな国の勝敗を左右する。だから進軍フェイズで「広く薄く置くか、狭く厚く置くか」という判断は、ただの配置ではなく後半全体への布石になる。とはいえ、サイコロが思い通りの目を出してくれるかどうかは別の話だ。
早く置くか、遅く置くか
兵コマを使い切ったプレイヤーは、刀チップを獲得して手番から抜ける。刀チップは同点のときの決着手段になるため、早く置き終えることに意味がある。一方、遅く置けば相手の動きを見てから判断できる。急ぐほど有利とも、待つほど賢いとも言い切れない。この小さな読み合いが、ゲーム全体に静かな緊張感を与えている。
軍略カードが、盤面を揺らす
兵を置く代わりに、軍略カードを使うこともできる。コマを動かしたり、相手の兵を除去したり、自軍を補強したりと効果はさまざまだ。場には人数分より1枚多く並んでいるため、誰がどれを取るかという駆け引きも生まれる。計算していた盤面が、1枚のカードで変わることがある。
ままならないから、もう一戦
計画は立てられる。でも出目は選べない。援軍が思った方向に伸びないこともあるし、軍略カードに手を狂わされることもある。それでも「あの国をもっと早く押さえておけば」という悔いが、次の一戦を呼び込む。30分という短さが、その悔いを何度でも試させる。2018年ゲームマーケット大賞を受賞した作品が、デラックス版でより遊びやすくなった。
こんな人におすすめ
- 運と判断が半々くらいのゲームが好き
- 短時間でもしっかり考えたい
- 戦国・陣取りのテーマが好き
- 家族や友人と盛り上がりたい
- 軽めのゲームに飽きてきた
このゲーム、気になったらぜひ実際に遊んでみてください。

東京の北千住にあるボードゲームカフェ&ショップ ランビーフィッシュでは、このゲームを含む700種類以上のゲームが楽しめます。ルールがわからなくても大丈夫。スタッフが丁寧に説明するので、初めてのゲームでも安心して遊べます。
👉 ランビーフィッシュのホームページはこちら(別タブで開きます)