カバー・ユア・クッキーズ:お行儀よくしている場合じゃない
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手札からレモンスクエアを1枚出して、向かいの人のクッキーに狙いを定める。相手は少し考えてから、ミルクを1枚重ねてくる。こちらもミルクで応じる。カバー・ユア・クッキーズは、お皿の上のクッキーをこうして奪い合うカードゲームだ。お行儀よくしている余裕はない。
一番上だけが、危ない
同じ種類のクッキー2枚で「セット」を作り、自分の場に積んでいく。新しいセットは前のセットに十字に重ねる。縦、横、縦と、小さなクッキーの塔ができていく。
カバー・ユア・クッキーズで奪われる可能性があるのは、この塔の一番上のセットだけだ。下に埋まったクッキーには誰も手を出せないし、最初に作ったセットも安全だ。新しいセットを作ることは、得点を増やすと同時に、下のクッキーにふたをかぶせることでもある。
攻防のたびに、山は太る
横取りは、狙ったセットと同じクッキーを1枚出すところから始まる。ミルクはどのクッキーの代わりにもなる。守る側が重ね、攻める側がまた重ねる。どちらかが出せなくなるか降りた時点で、最後に出した人がセットを手に入れる。
このとき出し合ったカードは、すべてそのセットに加わる。2枚だったクッキーが、一度の攻防で5枚にも6枚にもなる。守り切っても、奪われても、山は太る。守り抜いたあとに残るのは安堵ではなく、さっきより確実においしそうになった一番上のクッキーだ。
大事なクッキーほど、早く隠す
大きく育ったセットを一番上に置いたままにはしておけない。次の手番では、なんとか新しいセットを作って上からかぶせたい。ここで5枚の手札が悩ましくなる。同じクッキーをそろえてふたにするか、次の横取りに備えて握っておくか。
攻める側も同じ計算をしている。同じクッキーを2枚持っていれば、相手が1枚で守っても押し返せる。テーブルを見回して、いちばん太った一番上のクッキーを探す。その視線は、だいたい全員同じ場所に集まる。
奪われても、くずは残る
自分のセットを横取りされるたびに、クラムコレクターという小さなボードの上でクッキートークンが1マス進む。ゲームの終わりに、そのマスの数字がそのまま得点になる。しかも奪われる回数が増えるほど、もらえる点も上がっていく。
ありがたいのか、なぐさめられているだけなのか、点数を数えながら一瞬迷う。それでも、何度も狙われた人が最後にしっかり点を拾っていくことがある。取られる側にも、ちゃんと見返りが用意されている。
後半、ミキサーが場をかき混ぜる
山札の下半分には、ミキサーと呼ばれる特別なカードが混ぜ込まれている。引いた瞬間に効果が起きる。全員の一番上のセットが一斉に隣の人へ移る「回転」や、自分のセットに30点を差し込む「強化」など、どれも場を大きく揺らす。
ゲームが落ち着いてきたころに、これが顔を出す。必死に守った一番上のクッキーが、1枚のカードで隣の塔へ滑っていく。ミキサーは入れずに遊ぶこともできるので、小さな子どもと遊ぶときは抜いておくのもいい。
手札が尽きたら、もう守れない
山札がなくなっても、ゲームは終わらない。全員の手札がなくなるまで続く。先にカードを使い切った人は、横取りされても1枚も出して守れない。攻めに使いたい1枚と、守りのために残したい1枚の間で、最後まで手が揺れる。
何度か遊ぶうちに、テーブルの見え方が変わってくる。誰の一番上が太っているか、誰の手札が減ってきたか。かわいいクッキーの絵の奥で、静かな計算がずっと続いている。
こんな人におすすめ
- 3人以上で盛り上がれるカードゲームを探している
- 家族や友人と、15〜30分で一勝負したい
- 取ったり取られたりのやり取りを楽しみたい
- かわいいイラストのゲームが好き
- ルールはシンプルでも、手札の使い方に悩むゲームがいい
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