ザ・ゲーム:言っていいのは、気持ちだけ。

ザ・ゲーム:言っていいのは、気持ちだけ。

1〜5人 約15〜20分 8歳以上 協力

カードを4列に並べていく。ルールはシンプルだ。左2列は数字が増えるように、右2列は数字が減るように出していく。全員で協力して、98枚のカードを出し切れれば勝ちだ。相談してもいい。何を話してもいい。ただし、手札の数字だけは言えない。

数字だけが、言えない

これがこのゲームの核心だ。「この列、少し上げてもいい?」「右側はしばらく触らないで」「ちょっと待って、そっちは私に任せて」——言葉は何でも使えるのに、最も直接的な情報だけが封じられている。数字を言わずに数字の感覚を伝えようとすると、人は奇妙に饒舌になる。そして往々にして、伝わらない。

「ちょっとだけ」の解像度

「ちょっと飛ばしていい?」と聞かれたとき、自分の感覚では3くらいで相手の感覚では15かもしれない。「この列はそっとしておいて」という言葉が、どのくらいの緊迫感を指しているかは人によって違う。何度か遊ぶうちに、同じテーブルの人間の「ちょっと」がどのくらいなのか、だんだんわかってくる。その距離が縮まっていく感覚が、このゲームの醍醐味の一つだ。

10戻しという、唯一の逃げ道

特殊なルールがある。今の列の数字からちょうど10だけ逆行する数字に限り、流れに逆らって置くことができる。昇順の列が43まで進んでいれば、33を置いて列を10だけ引き戻すことができる。この「10戻し」が、苦しい場面での唯一の救済になる。戻しを温存しておくか、今使うか。数字を言えない中でその判断を共有しようとすると、また言葉が足りなくなる。

山札が尽きてから

全員の手札を配り終えて山札がなくなると、局面が変わる。それまで1手番に2枚以上出す必要があったのが、1枚以上でよくなる。余裕ができるようで、手元に残っているカードの数はそのままだ。どこに出すかの選択肢が増えながら、手詰まりの恐怖だけが近づいてくる。

言葉の代わりに、空気を読む

誰かがカードを手に取って、少し考えてから戻したとき。特定の列を見つめながら黙っているとき。数字を言わない代わりに、プレイヤーの仕草や間が情報になってくる。ルール上は禁止されていないが、何かが伝わっている。それに気づいたとき、このゲームは少し別の顔を見せる。

苦しいほど、やり直したくなる

クリアできたときの達成感は、難易度に比例する。ザ・ゲームは協力ゲームの中でもクリアが難しい部類だが、だからこそ終わった後に「もう一回」という言葉が出やすい。何度か遊ぶほど、同じテーブルの人間との言葉の精度が上がっていく。そういうゲームだ。

こんな人におすすめ

  • 協力ゲームが好き
  • 少ない言葉で伝え合うのが好き
  • 家族や友人と短時間で盛り上がりたい
  • シンプルなルールで何度も遊べるゲームを探している
  • 1人でも遊んでみたい


このゲーム、気になったらぜひ実際に遊んでみてください。

ランビーフィッシュ

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