タイパ至上主義麻雀:「ロン」と、言ってみたかった。
牌を1枚引いて、1枚捨てる。手が揃ったら「ロン」と言う。それだけの麻雀だ。役の名前も、点数計算の複雑さも、ほとんど残っていない。残ったのは、麻雀を遊んでいるときに口にしたかった言葉と、その所作。5分で1ゲームが終わる。
36枚で、麻雀を名乗る
本家では136枚。ここでは36枚。マンズ・ピンズ・ソーズの1〜3だけを、各4枚ずつ使う。字牌も、4以上の数字もない。組み合わせが極端に少ないので、初めての人でも自分の手が何に近づいているか一目でわかる。麻雀を知らない人にとっては、これがちょうどいい入口になる。
5枚から、6枚でアガリ
1枚引いて、1枚捨てる。この動きを繰り返しているうちに、順子と刻子で6枚が作れたらアガリだ。役の暗記も、複雑な点数計算もない。麻雀の一番おいしい所作、引いて捨てて待つという時間だけが残っている。
誰からでも、鳴ける
本家では上家の捨て牌しかチーできない。このゲームにはその縛りがない。誰の捨て牌にも「チー」「ポン」と声をかけられる。言ってみたい言葉を、言えるようにする。その設計思想が徹底されている。だからテーブルは静かにならない。ずっと誰かが何かを叫んでいる。
リーチしても、まだ動ける
本家の麻雀ではリーチをかけたら手牌は固定される。ところがこのゲームでは違う。リーチ後も自由に手を変えていい。緊張感の演出より、「リーチ」という言葉を気軽に発してもらうことを優先した設計だ。深い読み合いを味わうというより、麻雀の"言葉"に触れる時間を作るゲームなのだ。
牌は、抜けていく
アガった人は得点分の萬子を自分のものにする。取った萬子はゲームから除外される。萬子がなくなったら次は筒子、それもなくなったら索子。ゲームが進むほど場の牌は減り、アガリが早くなる。加速して終わる、この構造が「タイパ」を体感させる。
上達より、雰囲気を売っている
一番早くアガった人には「ビュン」という役がつく。配牌で最初から揃っていたら「ビュンビュンビュン」。役の名前ひとつとっても、このゲームが向いている方向がわかる。作者は麻雀のルールブックを開いて、すぐに閉じたことのある人らしい。ルールを覚える手前で止まっていた全員に、麻雀の景色だけを見せる。それがこの箱の中身だ。
こんな人におすすめ
- 麻雀に興味はあるが、ルールブックで挫折したことがある人
- 友人や家族に麻雀の雰囲気を教えたい人
- 短時間でわいわい遊べるゲームを探している人
- 「ロン」「リーチ」を一度は言ってみたい人
- お酒の席の合間に遊べる軽いゲームが欲しい人
このゲーム、気になったらぜひ実際に遊んでみてください。

東京の北千住にあるボードゲームカフェ&ショップ ランビーフィッシュでは、このゲームを含む700種類以上のゲームが楽しめます。ルールがわからなくても大丈夫。スタッフが丁寧に説明するので、初めてのゲームでも安心して遊べます。
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