すずめ雀:牌は6枚。それでも麻雀。
牌をつまむと、指先にちいさな重みが伝わる。竹の絵柄が並んだ数字の牌と、發と中。ぜんぶで11種類、44個だけ。麻雀よりずっと少ない。それでも、卓を囲む空気は麻雀のそれと同じだ。誰かが牌を切る。全員が一瞬、目線を上げる。
麻雀を、削り落とす
使う牌は索子(竹の牌)1〜9と、發、中の11種類。それぞれ4個ずつ、合計44個。手元には5個の牌を持ち、山から1個引いて6個にする。同じ3個か連番3個、これを2組作れば形は完成する。役はごくわずか。ポン、チー、カン、リーチもない。麻雀のごちゃごちゃした部分を全部そぎ落として、残ったのはこれだけだ。だから5分で覚えられる。
5点、という壁
形が揃ったからといって、上がれるとは限らない。上がりには5点必要だ。連番の3枚は1点、同じ3枚は2点。連番だけの2組では2点にしかならない。同じ3枚を2組つくっても4点。ここに1〜8だけで揃える役や、その局のドラを絡めて、ようやく5点に届く。3枚2組で満足していると、いつまでも上がれない。この縛りが、揃ってからのもう一手を悩ませる。
6枚だから、読める
麻雀を知っている人ほど、最初は不思議に感じるかもしれない。手牌がこんなに少なくて、駆け引きは成立するのか。ところが遊んでみると、少ないからこそ捨て牌の一枚一枚が重い。同じ牌が4枚しかないから、2枚場に出ていれば残りは2枚。相手の捨てた牌の並びから、狙っている形がおおよそ見えてくる。情報が少ない分、読みが深く入るゲームだ。
捨てた牌に、裏切られる
順番に山から1枚引き、1枚捨てる。この捨てた牌を相手が使えば、ロン。上がられた側は、点棒をまるごと支払う。だから捨てるときは慎重になる。すでに何度も場に出ている牌は安全、まだ見えていない牌は危険。そう考えて捨てたはずの1枚を、相手が薄く笑って引き取る瞬間がある。「あ」と思ったときには、もう遅い。
削っても、残るもの
麻雀を知らない人と、麻雀を知っている人が、同じ盤面で対等に悩める。これはなかなかない体験だ。ルールを削れば削るほど、経験者の有利は薄れていく。それでいて、読み合いや駆け引きといった麻雀の醍醐味は残っている。1ゲームが短いから「もう一回」がすぐ言える。竹の牌の手触り、發と中の朱色、指先で組み替える感覚。卓を囲んでいる時間そのものが心地よい。
こんな人におすすめ
- 麻雀に興味はあるがルールが難しくて手を出せなかった
- 短い時間で何度も遊べるゲームが好き
- 読み合いのあるゲームを2人でも大人数でも楽しみたい
- 牌の手触りや音が好き
- 親子でも大人同士でも同じテーブルで遊びたい
このゲーム、気になったらぜひ実際に遊んでみてください。

東京の北千住にあるボードゲームカフェ&ショップ ランビーフィッシュでは、このゲームを含む700種類以上のゲームが楽しめます。ルールがわからなくても大丈夫。スタッフが丁寧に説明するので、初めてのゲームでも安心して遊べます。
👉 ランビーフィッシュのホームページはこちら(別タブで開きます)