スライド:相手に動かさせろ。それが、このゲームの本音だ。
チェッカーボード状に黒タイルが並んだ盤面からゲームが始まる。黒プレイヤーは黒タイルの連結エリアを大きくすることを目指し、白プレイヤーは白(空き)スペースの連結エリアを大きくすることを目指す。やることは同じで、手番では黒タイルを隣の空きマスに1マススライドさせるだけだ。でも、何を動かすかで、盤面の未来が変わる。
黒と白で、固定のルールが違う
このゲームの核心はここにある。黒プレイヤーが黒タイルをスライドさせると、動かしたタイルにディスクを置いて固定する。以後そのタイルは動かせない。一方、白プレイヤーが黒タイルをスライドさせると、タイルが元いたマスにディスクを置いてそのマスを使えなくする。黒タイルは固定されない。同じ「黒タイルを動かす」という操作なのに、結果がまったく異なる。
動かすと、固定される
黒プレイヤーにとって、タイルを動かすことは諸刃の剣だ。有利な場所に移動させれば陣形が整うが、そのタイルはもう動かせない。固定したことで逆に連結が崩れる場面もある。どのタイルをどこに固定するかの判断が、黒側の勝負の核心になる。
動かしたくないタイルが、出てくる
ゲームが進むと、動かしたくない黒タイルが盤面に現れる。黒プレイヤーにとっては固定したくないタイル、白プレイヤーにとっては元の場所を封じたくないタイル。お互いに「相手に動かさせたい」という思惑が一致する瞬間がある。手番をどう調整して、そのタイルを相手に触らせるか。終盤の静かな駆け引きがここに生まれる。
先読みが、明暗を分ける
白プレイヤーが黒タイルを動かしても、それが固定されるとは限らない。どのタイルを動かせば相手の黒固定を誘えるか、どう動けば自分の空きスペースが広がるか。数手先を読む力が、このゲームの深さを作っている。シンプルな操作の中に、読み合いの層が積み重なっていく。
ボードの両面で、広さが変わる
ボードは両面印刷で8×8と10×10の2サイズ。小さい面は短時間で決着がつき、ルールを把握するのに最適だ。大きい面になるほど先読みの深さが増し、より長い読み合いが楽しめる。
こんな人におすすめ
- チェスや囲碁に似た雰囲気が好き
- 非対称な対戦が好き
- シンプルなルールで奥深いゲームをしたい
- アブストラクト系ゲームに興味がある
- 2人でじっくり対戦したい
このゲーム、気になったらぜひ実際に遊んでみてください。

東京の北千住にあるボードゲームカフェ&ショップ ランビーフィッシュでは、このゲームを含む700種類以上のゲームが楽しめます。ルールがわからなくても大丈夫。スタッフが丁寧に説明するので、初めてのゲームでも安心して遊べます。
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