ストーリーキューブ:9つの絵が、物語になる
「むかしむかし、——」
サイコロを9つ振って、出た目を眺める。目玉焼き、木、矢印、カギ。脈絡のない絵が並ぶ。そこから、1本の話を作る。それがストーリーキューブのすべてだ。
サイコロなのに、正解がない
サイコロの目には、ふつう正解がある。大きい数が出れば有利で、小さい数が出れば不利。でもストーリーキューブに正解はない。「目玉焼き」の目が出たとき、主人公が目玉焼きを食べていてもいいし、目玉焼きに似た惑星に着陸する話でもいい。「カギ」が出たら、宝箱のカギでも、心のカギでも、カギを拾ったことを誰かに黙っていてもいい。
何が出ても、それは物語の素材になる。間違いは存在しない。
9つをつなぐ、それだけ
ルールはシンプルだ。9つのキューブを全部振り、「むかしむかし……」と語り始める。出た目のイラストを9つすべて、どこかで物語に組み込む。それだけ。
難しそうに聞こえるかもしれないが、実際には出た絵が勝手に話を引っ張っていく。「この絵、どう使おう」と考えながら語るうちに、思ってもみなかった展開が生まれる。話す前に決めるより、話しながら決まっていく感覚に近い。
複数人で遊ぶと、話が暴走する
複数人で遊ぶ場合は、最初の人が序章を語り、次の人が続きを加え、最後の人がまとめる。各自が好き勝手に話を続けるから、ストーリーはたいてい予想外の方向へ転がっていく。前の人が「静かな森」の話を始めたのに、次の人が「宇宙船が墜落してきた」と加える。最後の人がそれをどうまとめるか。笑いながら語る場面が自然に生まれる。
勝ち負けがないから、「うまく話せなかった」より「こんな展開になった」という楽しみ方になる。
シリーズで、世界が広がる
ストーリーキューブにはいくつかのシリーズがある。オリジナルは日常や自然のイラストが中心で、最初の1本として扱いやすい。冒険はロープや山、地図など旅を連想させる絵柄が多く、アドベンチャー色が強くなる。アクションは動きの描写が得意で、テンポのある話が作りやすい。
異なるシリーズを混ぜて振ることもできる。森の冒険中に突然アクションシーンが差し込まれる、そんな話になる。
遊ぶたびに、また違う話が
同じ9つのキューブでも、振るたびに出る目が違う。同じ目が出ても、語る人が違えば物語は変わる。6の9乗、約1000万通りの組み合わせがあるが、実際には話す人の想像次第でさらに広がる。
子どもは子どもなりの飛躍で話を作り、大人は大人なりの伏線を張ろうとして、それがうまくまとまらずに笑いになる。その混沌が、このゲームの醍醐味だ。
こんな人におすすめ
- 子どもと一緒に遊びたい
- 話すことが好き・物語を作るのが好き
- 旅先やカフェで気軽に遊べるものを探している
- 勝ち負けのないゲームをお探しの方
- 創造力を使ったゲームがしたい
このゲーム、気になったらぜひ実際に遊んでみてください。

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