プレザージュ:カードは出すたびに、情報になる

プレザージュ:カードは出すたびに、情報になる

4〜6人 約30分 8歳以上 チーム対戦

カードを1枚出す。でも手札に戻ってくる。

これがプレザージュの基本にして、最も奇妙なところだ。普通のカードゲームなら、出したカードは使い終わり。ここでは違う。そのターンに勝てなければ、出したカードはそのまま自分の手札に返ってくる。手札が減るのは、勝ったときだけ。

勝った一人だけ、捨てられる

毎ターン、全員が1枚ずつカードを出す。そのターンで最も高い数字を出した人が勝ちで、そのカードだけが捨てられる。それ以外の全員は、出したカードが手札に戻ってくる。

勝利条件は「手札を1枚にすること」。全部捨てきる必要はない。チームの誰か一人が達成すれば、その場で終わる。だから自分が捨てきることだけを考えるのではなく、チームメイトを先にゴールさせるという判断も生まれてくる。

相手の手が、見えてくる

手札に戻ったカードは、相手にも見えている。「さっきあの人が出した4番が、まだ手札にある」という情報が蓄積していく。何ターンかすると、相手が何を持っているか、おおよその見当がついてくる。

そこに刺さる手が打てたとき——相手がそのターンに勝てないよう仕向けながら、自分やチームメイトのカードを捨てる流れを作る——このゲームの手応えが出てくる。

究極カード、チーム編成を決める

ゲームの始まりにも仕掛けがある。配られた究極カードの数字を確認し、最も大きい数字と最も小さい数字を持つ二人がチームになる。それが明かされるまで、自分のチームメイトが誰かわからない。

数字を公開した瞬間、思わぬ組み合わせが生まれることもある。「この人とか」という驚きと、そこから始まる無言の連携。このチーム発表の場面からすでにゲームは始まっている。

言葉なしで、読み合う

チームを組んでいるが、会話はできない。カードの選び方と出すタイミングだけが、チームメイトへのメッセージになる。「この場面でこのカードを出すということは、次はあれを狙っているはずだ」という推測で動く。

噛み合ったときの一体感は、言葉を使う協力ゲームとはまた違う感触だ。

カード効果が、場をかき回す

カードにはそれぞれ固有の効果がある。カードを出した瞬間に発動するものと、ターン終了時にまとめて解決されるものの2種類。手札を交換する、最大値の勝利を無効化する、特定の色のカードをまとめて捨てる——これらが重なると、一気に流れが変わることがある。

読んでいたはずの展開が、カード効果の連鎖で想定外の結果になる。その混乱も含めて、プレザージュの醍醐味だ。

何度か遊んで、深みが出る

最初は「とにかくカードを出して、勝ちに行く」という感覚になりやすい。でも遊び込むうちに、自分が勝つよりチームメイトを援護する判断が見えてくるし、手札に戻ったカードを記憶してそこを崩しにいく動きができるようになってくる。

手のひらに収まる小さな箱の中に、こうした読み合いの層が重なっている。

こんな人におすすめ

  • チームで遊べるカードゲームを探している
  • 友人・家族と4〜6人で遊ぶ機会が多い
  • 会話なしでの連携というスリルが好き
  • 短時間でも頭を使いたい
  • 見た目にこだわったカードゲームが好き

このゲーム、気になったらぜひ実際に遊んでみてください。

ランビーフィッシュ

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