マジックメイズ:誰も喋らないのに、騒がしい。

マジックメイズ:誰も喋らないのに、騒がしい。

1〜8人 3〜15分 8歳以上 協力

ショッピングモールに迷い込んだ4人のヒーローが、武器を盗んで脱出する。プレイヤー全員で協力して4つのコマを動かすが、会話もジェスチャーも禁止だ。砂時計が落ちるまでに脱出できなければ失敗。なのに、テーブルはいつも静かではない。

コマの担当はなく、方向の担当がある

このゲームで最も非直感的な部分はここだ。各プレイヤーは特定のコマではなく、特定の「方向」を担当する。上を担当している人は、どのコマでも上に動かせる。右を担当している人は、どのコマでも右に動かせる。4つのコマを全員で分担して動かす構造だが、誰がどの方向を持っているかはゲームが進むにつれて変わることもある。自分が動かせない方向へコマを進めたいとき、他の誰かに動いてもらう必要がある。でも、頼めない。

唯一の意思疎通が、赤いポーン

会話の代わりに使えるのが「気付いてポーン」と呼ばれる赤い大きなコマだ。誰かの前にこれを置くと、「あなたに何かしてほしい」という意思を伝えられる。ただし何をしてほしいかまでは伝わらない。置かれた側は盤面を見回して、自分が何をすべきかを察するしかない。コンコンコンコンと何度も置かれるほど、プレッシャーが高まっていく。

砂時計が、全員を急かす

制限時間は砂時計で管理される。砂が落ちたら即ゲームオーバーだ。特定のマスにコマを移動させると砂時計をひっくり返せるが、その間も砂時計は止まらない。全員が同時に動き、誰かが考え込んでいる余裕はない。静かなはずのテーブルが、赤いポーンを叩く音と砂時計を見つめる緊張感で満ちていく。

難易度が、段階的に上がる

ゲームにはシナリオが複数用意されていて、最初はシンプルな構成から始まり、徐々に特殊ルールや制約が加わっていく。初めてのプレイは会話ありのチュートリアルから入れるので、ルールを把握しながら少しずつ難しくしていける。クリアできずに何度も挑戦するうちに、言葉なしの連携が少しずつ洗練されていく。

失敗しても、すぐまたやりたくなる

砂時計が落ちた瞬間、誰かが「あそこでこうすればよかった」と言い始める。ゲーム中は喋れなかった分、終わってからの話が止まらなくなる。クリアしたときの達成感も、失敗したときの悔しさも、どちらも「もう1回」につながる。カスパー・ラップが2017年に発表したこのゲームがドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされたのは、この新鮮な体験がどんなグループにも刺さるからだと思う。

こんな人におすすめ

  • グループで協力して遊びたい
  • 新感覚の協力ゲームを探している
  • 短時間で何度も遊べるゲームがいい
  • 賑やかになれるゲームが好き
  • スカイチームが好きで次を探している

このゲーム、気になったらぜひ実際に遊んでみてください。

ランビーフィッシュ

東京の北千住にあるボードゲームカフェ&ショップ ランビーフィッシュでは、このゲームを含む700種類以上のゲームが楽しめます。ルールがわからなくても大丈夫。スタッフが丁寧に説明するので、初めてのゲームでも安心して遊べます。

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