言葉と想像力で遊ぶ。おすすめボードゲーム10選

言葉と想像力で遊ぶ。おすすめボードゲーム10選

ヒントを一言だけ出す。絵から言葉を紡ぐ。感性のズレを楽しむ。言葉や想像力を使うゲームは、遊ぶたびにそのメンバーならではの空気が生まれる。勝ち負けより、答え合わせの後の会話の方が盛り上がることも多い。今回はそんな、言葉と想像力で遊ぶ10タイトルを紹介する。

全員がお題を見て、一言だけヒントを書く。ただし、他の人と同じ言葉を書いたら、そのヒントは回答者に見せられない。誰もが思いつく「鬼」や「きびだんご」は高確率で消える。だから少しだけ角度を変えた言葉を選ぶことになる。それが伝わるかどうかは賭けだ。めくった瞬間に笑いと悲鳴が混じる、協力ゲームの定番。2019年ドイツ年間ゲーム大賞受賞。

手に取ったカードには、夢の中に出てきそうな不思議なイラストが描かれている。これを一言で表現して、誰かに当ててもらう。ただし全員が正解しても、全員が外しても得点にならない。ちょうどよく曖昧な表現を探すのが、このゲームの醍醐味だ。答え合わせの後、「なんでそのカードを選んだの」という会話が自然に生まれる。相手の感性に触れるのが楽しいゲームだ。

「熱い↔冷たい」「過大評価↔過小評価」——カードに書かれた対立する概念のあいだに、得点の的が隠されている。サイキック役の一人だけがその位置を知っていて、軸の上でヒントとなる言葉を一つ選ぶ。チームメイトはそのヒントからサイキックの感性を読み、ダイヤルを動かす。ヒントが出るたびに議論が生まれ、遊ぶほどにチームメイトの感性のくせが見えてくる。

連想ゲームのようで、少し違う。自分たちが発表したヒントは相手チームにも筒抜けで、ラウンドを重ねるほど敵の推理が精度を増していく。味方には伝わるが敵には読まれない言葉を、過去のヒントを踏まえながら探し続ける。出題者は毎ラウンド交代するため、チーム全員に緊張の番が回ってくる。攻めと守りが同時に進む、チーム対抗の暗号伝達ゲームだ。

精霊役が答えをひらがなで1文字ずつ書いていく——その文字は、相手チームにも見えている。霊媒師は「もう分かった」と思った瞬間に「ストップ」をかけて筆を止める。早く止めれば相手への情報漏洩を防げるが、自分のチームへのヒントも減る。相手の精霊が書いた断片的な文字列を読み解く面白さも加わり、短時間ながら頭をよく使う。3〜8人で遊べるチーム対抗のワードゲームだ。

使える図形は直線と正円だけ。しかもこのゲームでは、画数が少ない人から順に回答者へ絵を見せられる。描きすぎると、見てもらうことすらできない。だから大切なのは「何を省くか」の判断だ。お題の本質を見抜いて、できるだけ少ない線で伝える。でも削りすぎると当然伝わらない。この綱渡りのような感覚が、みんなでポンコツペイントの醍醐味だ。3〜12人まで対応。

9個のサイコロを振ると、バラバラな絵柄が出てくる。その絵を手がかりに、即興でひとつの物語を作る。勝ち負けはない。正解も不正解もない。「むかしむかし——」から始まり、目玉焼きや矢印や鍵がなぜかひとつの話につながっていく。複数人で順番に語り継ぐと、話が予想外の方向に暴走して笑いが生まれる。サイコロゲームなのに、誰も負けないのが、このゲームだ。

「春」と言われたとき、何色を思い浮かべるか。桜のピンク、若葉の黄緑、菜の花の黄色——言葉から色を連想するとき、人の頭の中はそれぞれ違う景色を見ている。手番プレイヤーが言葉を宣言し、全員がそこから連想した色カードを伏せて出す。5問すべてで色が揃えば全員の勝利。答え合わせは5問まとめて行われるため、最後のめくる瞬間がドラマチックだ。ズレたときの「なんでその色?」という会話も、このゲームの醍醐味になっている。

全員が順番に言葉を台紙に書いていく。この中に2人だけ、秘密のキーワードを持つスパイがいる。スパイたちは互いが誰なのかを知らないまま、同じキーワードから連想した言葉を書く。前の人の言葉が見えた状態で書くため、順番によって状況がまるで違う。2回の記入が終わったら全員せーので指差し投票。たった2つの言葉から、誰と誰が繋がっているのかを読み解く。

問題が読み上げられる。正解を知っている人がいるかもしれない。でもそれを正直に書くと、外れる。クイズいいセン行きまSHOW!は、全員の回答のちょうど真ん中を狙うゲームだ。知識より、その場の人たちがどう感じるかを読む力が問われる。公開後の「なんでその数字にしたの?」という会話も、このゲームの醍醐味だ。3〜10人対応。


このゲーム、気になったらぜひ実際に遊んでみてください。

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