声が出る、手に汗握る。協力ゲーム10選
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声が出るゲームには理由がある。手に汗握るゲームにも理由がある。ここで紹介する10本は、どれも「全員で戦う」という感覚が自然に生まれる作品たちだ。ルールが複雑なものは一本もない。でも、簡単にはいかない。
ならず者バンディドの逃げ道を、全員で協力して封じるカードゲーム。手番にやることは道カードを1枚置いて補充するだけ。ルール説明は30秒で終わる。でも実際に遊ぶと、塞ごうとするたびに道が増えるという場面が必ず訪れる。「ごめん、道増える」と言いながらカードを置く瞬間が、このゲームの核心だ。口頭の相談は自由だが手札は見せられないため、見えない情報を言葉でやりとりしながら場全体を読む。小さな箱なのにテーブルをはみ出すほど坑道が広がることもある。負けてもすぐ遊び直したくなる一作。
全員がお題を見て、一言だけヒントを書く。ただし、他の人と同じ言葉を書いたら、そのヒントは回答者に見せられない。誰もが思いつく言葉は高確率で消える。だから少しだけ角度を変えた言葉を選ぶことになる。それが伝わるかどうかは賭けだ。めくった瞬間に笑いと悲鳴が混じる、協力ゲームの定番。2019年ドイツ年間ゲーム大賞受賞。
6色の砂時計がテーブルに並ぶ。砂が落ちきった瞬間、その色の凧は墜落する。カードを出すたびに対応する色の砂時計をひっくり返しながら、全員で手札を出し切ればクリアだ。ターン制なのに、自分の手番でなくても声を出すことに意味がある。「黄色やばい」「次、紫持ってる?」——相談は自由なので、全員が同時に情報を出し合いながらゲームが進む。10分という短さに、思いのほか多くのことが詰まっている。
「春」と言われたとき、何色を思い浮かべるか。桜のピンクかもしれないし、若葉の黄緑かもしれない。言葉から色を連想するとき、人の頭の中はそれぞれ違う景色を見ている。手番プレイヤーが言葉を宣言し、全員がその言葉から思い浮かぶ色のカードを裏向きに出す。5問すべてで全員の色が一致すれば全員の勝利。合っても楽しいし、ズレても楽しい。「なんでその色?」という会話が自然に生まれるゲームだ。
全員で注文を覚える協力ゲーム。記憶ゲームなのに、しっかり覚えた注文ほど自分では答えられないという意地悪な構造が笑いを生む。似たような注文に惑わされながら、人の記憶を頼りに切り抜けるチームプレイの醍醐味が詰まっている。
会話もジェスチャーも禁止。でも、テーブルはいつも静かではない。プレイヤーは特定のコマではなく、特定の「方向」を担当する。上を担当している人は、どのコマでも上に動かせる。頼めない状況で、赤いポーンを誰かの前に置くことだけが唯一の意思疎通だ。コンコンコンコンと何度も置かれるほど、プレッシャーが高まっていく。砂時計が落ちるまでに全員で脱出できなければ失敗。言葉なしの連携が少しずつ洗練されていく、新感覚の協力ゲーム。
手元に3枚、中央に伏せられた1枚。その1枚の色と形を、全員で協力して当てるゲームだ。自分の手番では「色か形の枚数」をひとつだけ宣言できる。断片的な情報を聞きながら、全員がそれぞれの視点から答えを絞り込んでいく。会話は禁止。相談もできない。それでも誰かの宣言を聞いて「ああ、そういうことか」と気づく瞬間がある。10分で終わるが、もう1回やろうという気になる推理協力作品。
カードの数字を言わずに、数字を合わせていく協力ゲーム。4列の場にカードを昇順・降順で出し切れれば勝ちだが、難易度は見た目以上だ。「ちょっとそっちは待って」「この列は任せて」と言葉を尽くしながら、最も大切な情報だけが封じられている。何度か遊ぶほどに、テーブルを囲む人間の「ちょっと」の感覚がわかってくる。
自分の手札だけ見えないという、不思議な構造の協力ゲーム。ヒントは「色」か「数字」のどちらかしか伝えられず、しかも使えるチップには限りがある。言葉の真意を読み取りながら、5色それぞれのカードを1から5まで順番に場に並べていく。何度か同じメンバーで遊ぶうちに、グループだけの暗黙の約束が生まれてくるのがこのゲームの醍醐味だ。2013年ドイツ年間ゲーム大賞受賞。
カードゲームなのに、勝てるのに勝たないことが求められる場面がある。自分のタスクは自分で達成し、仲間のタスクを邪魔してはいけない。宇宙が舞台のため会話は禁止。唯一の通信手段「無線チップ」でわずかな情報を伝えながら、50のミッションに挑む。遊ぶほどに、チームとしての連携が深まっていく。
このゲーム、気になったらぜひ実際に遊んでみてください。
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